7月19日~ 魔女の証 削除手術後。
手術後は傷口からドレーン(管)をつけて、体内の血液等がたまらないように様子をみる。これが外れれば、しばらくして抜糸して今回の入院は終了となる。私は強引にも土曜日で退院するつもりだったが・・・
K女史がやってきて
「この暑さだから火曜日までいて、抜糸してから退院した方がいいと思うよ。そのガーゼ付けたまま汗かいたりしたら、ちょっと可哀そう…
お家に帰れば何もしない訳にはいかないでしょ」
と言ってくださったので、私もこの命に関わる危険な暑さを恐れて、火曜日までエアコンのきいた快適病院生活を送ることにした。
女性には女医さんがやっぱり安心。この共感は同姓しか分からないと思った。
「女性の活躍」っていうのは何も男性と同じ地位や立場を得ることではなくて、「女性ならではの細やかな配慮ができる能力を生かすこと」かもしれないな、と気づく。
このK女史のこと、看護師に聞くと
「どんなに遅くなっても自分の患者さんの所に必ず顔を出すし、必要なら日曜日でも来てますね」という。
K女史は外来でも表示が、30分遅れが1時間遅れになり、1時間半遅れになることは茶飯事。それは患者さんの顔や反応を見ながら、丁寧に説明してくれるから無理もない。
患者さんの顔も見ないでパソコンだけ見て事務的に話をする昨今よくみるお医者さまとは違う。
この仕事への姿勢、当たり前だけどやっぱりかっこいいな。
出張に出かける前に寄ってくださったK女史
「今日、明日と不在にするけど戻ったら寄るわね」と。
太めのハイヒールにひざ丈ワンピース、インパクトのあるネックレス、今日も決まってました。
私も魔女じゃなくて、父を継いでお医者さんになればよかったな、と今更ながら思う。
7月23日 天気晴れ 命に関わる危険な暑さ続く
明日から下界に戻ります。
「魔女の証」はなくなりましたが、魔女気質は健在、磨きをかけたいと思います。
★ 余談ですが、今回の入院で病室に持ち込んだもの↓

本一冊、雑誌数冊、日経新聞(毎日コンビニまで)

2台のパソコン

BGMとして

なぜかカーラー(笑)
★酷暑の日々…病院からの夕日はきれいでした

病院からの夕焼け