3連休明けから実は、某大学病院に入院した。
なぜこのたびの入院になったか…。
かれこれ3年前、右脇の下にイボのようなものができて、ちょっと気になり近くの皮膚科に行った。
すると診断は「副乳ですね」ということだった。
副乳・・・分かりますか? なんと、オッパイ?!
貧乳の私は、オッパイはふたつでいいから大きくしてよ、と言いたいところだったが、悪性ではないので、このままにしておいても大丈夫です、と言われて放っておいた。
聞くと旦那様も小さい頃副乳を取ったそうだ。
哺乳類のなごりとして左右対称にオッパイ4つというケースもあるらしいが、私は3つ?
ところが一年くらい前からちょっと目立つようになって、ノースリーブの袖口から覗くようになった。おしゃれな私としては、やっぱり思い切って服が着たいと思う訳で、もう一度皮膚科に行って「取ってください」と言ってみた。
ところが、どうやらすでに個人病院では無理なようで、近くの総合病院を紹介された。
まず最初の先生は「ボクの担当ではないな・・・」となり、二人目の女医さんは大学病院の出向らしく、「形成外科の専門の先生を紹介します」ということになり、やっとこの大学病院にたどり着くまで数か月。
担当になった女医さんは、この大学病院形成外科唯一の女医さんということで、引っ張りだこ。
ガンで乳房を失った方の乳房形成など、やはり急を要する患者さんが優先され、手術は4か月待ちになり、今回に至った。夏休みになれば子どもたちの手術も入るということで、夏休み前ギリの手術になった。
「形成外科」という存在も初めて知ったが、美容整形とは違う、いろいろな形成があるるものだということも知る。
副乳切除の手術が決まってから改めて「副乳」と検索してみた。
すると面白い話が載っていた。
『副乳は魔女の証』だと。
魔女!!! やだ私、魔女か~! 魔女だったんだ。
その「魔女」という響きに魅かれ、なんか嬉しくなっちゃってちょっと副乳切除を惜しんだ。
「美魔女」か「魔女メデューサ」か「魔女の宅急便」かはたまた「奥様は魔女」か。
でも、1年越で待ったし・・・魔女は返上することにした。ちよっとだけ残念。

病院から見える景色