息子が入学した高校は、自転車通学率95%…?!
要するにほぼ全員が自転車で通学するという、
不便かつ、回りにコンビニもないという健全な場所。
なぜか中学の同級生は一人もいなくて、出会う級友はすべて初対面。
ここでも彼は野球部を選択した。
高校球児だ。
私は高校に入ったから、やっと親の出番はなくなって野球から解放されると思っていた私。
ところがである、
さすが高校野球。
「父母会」というのが存在した。
入学後、野球部に入った親だけが集まって顔見せ。
そしてまたしてもお茶当番があることを知った。
とはいうものの、中学のクラブチームのようなことはなく、
野球部には女子マネージャーもいるし、
月に1度くらいの当番ということでほっとした。
息子の高校での生活はよく知らなかったが、
野球のおかげで、つかず離れず試合を見に行くことで
様子を知ることができた。
そしてやっぱり高校野球でも補欠。
代打の切り札的存在として、ムードメーカーだったのかもしれない。
朝練、夜連。
6時半頃出かけ、夜は9時近くのご帰宅。
早弁用、昼飯用、夜連用と3食分のおにぎりを毎日持っていった。

高校時代の朝は早い
自転車1時間弱、往復裕に1時間半はいいトレーニングだったかもしれないけど、
いつだったか、大雨が降ってずぶ濡れ、オマケに自転車が曲がって、
「もーいやだ!」とか言って帰宅してきた。
大雨で前が良く見えず、電信柱にぶつかり、悲惨な状態で帰ってきたのだ。
それからは、台風、大雨となると時々送り迎えをさせていただいた。
でも学校に着くと、セーラー服の女子高生もずぶ濡れで登校する姿を見た。
がんばるな~。
私のチャラチャラした高校時代とは大違いだと思った。
公立高校としては、ちょっとだけ強い学校だったけど、
甲子園は遠い。
とはいうもののも目指せ甲子園。
高校球児にはそれぞれの甲子園があった。
夏の大会は高校野球最後の締めくくり。
私も高校野球は好きだったので、彼らの試合を見に行った。
中でも、私は開会式が好きで、みるだけでグッとくる。
甲子園の予選は各地で開催される。

夏の大会入場行進

入場行進
補欠と言えども、3年間の締めくくりの雄姿は見ておきたい。
それぞれの甲子園はそれぞれに面白い。
息子のチームは1回線がなんと不戦勝。
2回戦を迎え、息子の出番もなく、残念ながら
惜しくも2回戦敗退。
短い夏の終わり。
でも、泣くんだな~。みんな、試合を終えてベンチに戻って。

短い夏の終わり
高校球児たちの夏は夏休み前には終わりを告げた。
さあ、次は大学受験が待っている。