昭和生まれ令和を生きる  第13話 女性活躍って

HIME企画
マルワの女性たち

マルワさんはパートさんも含めて30人ほどの社員。約半分は女性。

でも女性の役員はというと私だけだし、女性のリーダーも部長もいない。でもそれは差別でも偏見でもなく、やりたい女性がいないから。「やりたいかやりたくないか」の問題じゃなくて、会社が適任と思えばやってもらえばいいのだが、かつてそうして女性のリーダー役を務めた方もいたが、自ら役をおろしてほしいとの申し出を受け入れた。理由は今までのように技術的仕事以外に時間を取られるから、ということ。分からないでもない。中小企業ではどうしてもプレイングマネジャーで部長となれば、いつもの仕事プラス責任、リーダーシップ、調整など神経を使うことも多い。

 

先日、国際女性デーということで、会社の中での女性の割合、あるいは役員の割合などがメディアで取り上げられていた。

弊社は「女性活躍」という認定を市からも県からも国からも受けているが、その中の設問でも部長以上の女性の人数を必ず問われる。

私はそれが時々疑問なのだ。

指標なので定量的な「数」で測るのは仕方ない。女性の役職者はいません、だからといって、女性が活躍していない訳ではない。

 

うちの会社は私が入社した当時から、『この会社はしっかりものの奥さんで持っているよね。』ということを親しい出入りの業者さんから聞いたことがある。

確かに、入社してみれば義母やそれをサポートする事務の女性の数字管理はしっかりしていたし、現場の製作部隊もたくましい女性たちがきっちり仕事していた。

ただ入社した頃は、なぜか女性だけがトイレ掃除をして、朝礼の週番でも女性には話す機会がなかった。

私の社会人デビューは教師で、当時から女性の多い職場、教師の仕事の内容は男女平等、むしろ、主婦の先生たちが時間になるとさっと帰宅していく姿が当たり前だった。そういう社会を見ていたこともあり、女性だけがトイレ掃除をしたり、話す機会を与えられなかったりという光景にちょっと男尊女卑を感じた。

入社してから何度か女性だけを集めて、ちょっとずつ改革をしていったような記憶がある。

今では、男女の区別なく掃除をし、朝礼の話も全員に順番で回ってくる。

もちろん仕事上でも要の経理、総務は女性、歴代電話応対がすばらしいのも女性。営業にも現場にも女性がいる。パートさんも正社員も分け隔てない仕事内容で私が入社したころよりもさらに女性が活躍している。

女性はパートで働く方が多いが、これは家庭を持つ主婦なので家事も育児もあり、この仕事もこなすからだ。働く時間はそれぞれ自由に設定してもらっている。家事も大事な仕事。なかなか女性が表にでられないのは、家事という仕事の比重はやはり男性より重い。子育てが大変な時期は会社の時間は少なく、子どもが成長するに連れて会社の時間を増やすとか。持続可能的に働くことが本人にとっても会社にとってもありがたい。

そのせいか、社内でパートさんのキャリアは皆長い。

女性活躍を単に役員の数とか女性社員の数とかで計ってもらいたくない。

そこで働く女性の働きがいや、モチベーションの高さ、働きやすさなど、計れないけど「大切なこと」で評価いただきたい。

表には出ないけど我社の女性は偉大な黒幕、じゃない黒子なのだ。

マルワはしっかりした女性たちでもっている。

マルワの女性たち

(男性社員の皆さんごめんなさい、その存在あってのしっかりものの女性です…あれっ、ほめてないね)

 


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