HIME企画の仕事 その1

HIME企画
斎藤ホテル

自分の仕事の中でもかなりの好きな仕事がある。

それは信州鹿教湯にある斎藤ホテルさんの広告のお仕事だ。

この広告は、毎月約140万部ほど発行している会員制旅行クラブの会員誌に掲載されている。

もうかれこれ10年続いている。

このお仕事のきっかけはというと、HIME企画立ち上げ当初よく通ったセミナーで知り合った、ホテルの広報担当者からのご依頼だった。

 

とりあえず、ホテルへ出向き、様子をみて、いろいろお話を伺い

どんな広告にしようか・・・かなりの時間考えた。

 

ターゲットはその会員誌の購読者。今でいう、いわゆるアクティブシニア。

斎藤ホテルは江戸時代から続く老舗ホテル(旅館)。

古くは湯治場として栄え、今なお近隣のリハビリ病院や、クア施設のある鹿教湯一帯の大切な温泉をずっと守り続けている。

よってねらいは長期滞在の湯治。

少なくとも3~4泊をすすめる。

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写真奥にそびえたつのが斎藤ホテル

 

ターゲットは、おそらく新聞もじっくり読む時間の余裕のある人たち。

派手な広告にするよりじっくり読んでもらうことを考えた。

 

私は湯治の良さ、斎藤ホテルの良さをイメージできる物語を書いた。

ホテル、旅館というと、とかく「風呂」「食事」「部屋」の写真がたくさん載せられるが

そこはできるだけメインビジュアルだけにして、後は想像を膨らませてもらうようにした。

 

10年間ほぼこの形を踏襲してきた。

ただ、少しずつだけどターゲットの様子も変わっていく。

何しろ、今の65歳とか70歳は元気なのだ。

もちろん本当に「湯治」という意味で訪れる方もいらっしゃるが

多くは逆にアクティブで、いいお湯につかり、美味しいものをいただき、

バスツアーでお出かけしたり、ジムやプールで鍛えたり、

健康維持、増進のためにいらっしゃる方が多い。

斎藤ホテルならではの「温泉プール」

斎藤ホテルならではの「温泉プール」

 

ホテルは古き良き伝統を守りながらも、常に変化する現状のお客さまを見据え

アップデートの必要がある。

それで、時々私もここに訪れる。

お客さまの様子や会話を直に感じるためだ。

 

2年ぶりになるが、先日訪れた。

すると、ますます元気なお客さまが増えていた。

女性の元気な4人組。

家族3代でいらっしゃる家族のおばあちゃんは、孫と一緒にプールで泳ぐ若々しさ。

季節は冬。この季節ならではの餅つき、氷灯ろうの体験を楽しみにして来た方もみえる。

信念恒例餅つきの様子

信念恒例餅つきの様子

灯ろうに火を灯しながら願い事をすると叶うという

灯ろうに火を灯しながら願い事をすると叶うという

 

私はいつも、「こんなお客さまに来て欲しい」というお客さまのイメージをしっかりもつ。

そしてそれを物語にしている。

すると不思議と、イメージした「来てほしいお客さま」がやってくる。

 

マーケティングでは、ターゲットを明確にすることは大切という。

私はターゲットの日常生活まで想像し、

さらに妄想し、斎藤ホテルに行きたくなるような物語をつくる。

 

私のかなり好きなこのお仕事は・・・

妄想することかもしれない。

 

収穫!

今回の訪問で隣で食事をしていた女性の4人組のひとりが

「ここ(斎藤ホテル)は、会員誌(実名は避けます)の広告の効果が大きいわよね」

と言っていた。

私は思わず心の中でガッツポーズ。

来たかいがあったわ!

 

 

 


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