第三章 終の棲家は何処へ 「終の棲家」を創る 第3話

自分の歴史

「ちょっとずつ、できていく」

 

着工から2か月半経過、壊すことは終わり、いよいよ「造る」時。

その前に「選ぶ」ことの多いこと、多いこと。

床材、壁材、建具、システムキッチン、浴槽、トイレ、サッシ、扉などなどなど。

その一つ一つには、色、柄、素材の違いがあり、何十種類、という中から「選ぶ」という作業をしなくてはならない。

これが楽しい作業でもあるが、なかなかの重労働でもある。

 

頭の中にできあがりイメージをしっかり作っておかないと、その場その場で好きなものを選んでいては、トータル的に調和がとれない。

よってとりあえず私たちのイメージしたものは、「木調」で木あるいは、木の感じがするもの。色でいうならブラウン系を基調にした。

 

そして、この床や壁や天井を貼る前に、どこで水を使うか、電気を使うか、ガスを使うかなどいわゆるインフラを整えなくてはならない。すると電源の位置、蛇口の位置、ガスの配管、元栓の位置などが決まる。

 

これもあらゆる生活の場面を想定し、動線を考えて決めないとやり直しのきかない部分だ。

最後まで悩んでいたのがエアコンの位置と数。

南北に風が通るように家屋の設計はされているが、昨今の温暖化で一番暑い時期を想定しておきたかった。寒い時期の対応は、今のマンションに床暖房が付いていて、その快適さを知っていたこともあり、リビング、キッチン、北側の部屋、脱衣所の各所に床暖房を入れることにした。

日本家屋で、その風土に適した造りといっても昨今の気候では、その考え方も通用しないものもあるかもしれない。

お庭が全面に見えるようにサッシの付け替え

サッシを付け替える外観

図面上でだいたい分かっていても、いざその場に立ってみるとまだ何もない状態だと、なかなか想像できない。自分の頭で立体構造を作り上げることが意外と苦手なのが分かった。

施工側は折に触れ、できあがりのサイズが分かるようなものを作ってみせてくれた。

実際の大きさと場所の確認のシステムキッチンもどき

選んだキッチン…

キッチンのサイズは重要なのだが、私はそもそも主婦になってから今回のような大きなキッチンに立ったことがない。賃貸マンションの狭いキッチンで料理してきたから、確かにアイランドキッチンがいいと言ったのは私だか、それは一つのあこがれで、いざ実現となるともまったく想像がつかない。

できあがる料理に変わりはないと思うけど、このキッチンが単なるオブジェにならないようにしなくては…と、ちょっとプレッシャーがかかる。

そしてリビングでのテレビやスクリーンの距離感、音響効果の確認。

キッチンから見たリビング(ブルーシートはスクリーン?)

ちょっとずつ、ちょっとずつできあがっていくのを、見ているのは楽しい。

「その日」よりも「その日まで」を待っている時が楽しいことも多い。

 

でも、今回はできあがる「その日から」もっと楽しむことができるための、楽しみだ。

その日まで、あと1か月。

このペースでできるの?!

 

 


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