第三章 終の棲家は何処へ 「終の棲家」を創る 第2話


内装の解体

早速内装の解体が始まった。

解体していく中で見えてきたものは、新築を建てた時の職人さんたちのこだわりや技のクォリティの高さ。

日本の在来工法のメリットは多く、柱と梁で組み、耐力壁で支えているので、こうして増改築も比較的しやすい。

小舞竹組み土壁工法

ここの壁は調べるてみると、小舞竹組み土壁工法といって柱に小さな穴をあけ、そこに竹をさし、さらに編み込んでいき、そこに藁や土を混ぜて塗り込まれる。すべて自然素材、エコ。エコということは体にも害はなく、家の呼吸や湿度調整もすることができるという優れもの。でも、昔の家ってみんなこんな感じでしたね。

そして、この壁には防音配慮もされていて、義父母が息子(旦那様)が音響にこだわっていたということも知ってなのか、リビングルームの棚の両サイドにはスピーカーが入る仕掛けもされていたらしい。残念ながら、その用途に使われることなく解体となってしまった。

スピーカーを入れるための両サイドの棚

ただ、今回のリフォームでは旦那様のリクエストによりスピーカーも取り付けられるようだ。また私は全く考えていなかったが、スクリーンまで登場するらしい。我が家は何になるの?! でも、この辺りはこれから二人で住むということで、お互いのリクエストの調和が大切なのかも。

スピーカーの棚も取り外されたリビングとキッチンの壁

天井を落とす

解体した時の発見は良い事ばかりではない。

なんと微量のガス漏れを起こしていたらしい。これは放っておくわけにはいかないので、修繕対応をお願いする。

ガス管も水道管もひとたび敷地内にはいると、それは個人の管理、しっかり埋め込まれたガス管を掘り起こすのはあきらめて、ここは地上に管を出すことで対応。

取り外されるキッチン

そしてトイレの床材が腐っていた。何だか足を置くとブカブカするなとは感じていたが、見えないところでは長い年月の経過を知らせている。

ご存知のようにトイレは家相を決めると言われるほど大事な場所。

実は今までのトイレの位置はベストポジションではなかったようで、今回のリフォームでできるだけいい場所に移動になる。これで床も安心。

キッチンとリビングの天井に段差があった

天井をめくった梁の部分

奥はお風呂のあと

お風呂は今回触らない予定だった、というのもお風呂は義母のためにリフォームをして1~2年しか経っていなかったからだ。

ただ、これは自分のワガママ。毎日使う場所、お風呂も好きだし豪華じゃなくてもいいから、今回のリノベーションに似合ったものにしたかった。実はピンクのお風呂が嫌だった。

お風呂は男性がこだわるところらしいが、私がこだわってしまって、かくしてお風呂も解体。

着工から2週間、ほぼすべての「壊す」が終った。

いよいよ次は「造る」。

 

 

 


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