自分史 第4話 第一章 生まれた街で 赤ずきんちゃん気をつけて

自分の歴史
赤ずきんちゃんフィナーレ

変な家庭に育つ私が変な子になったかは、自分ではよく分からない。

ただ幼稚園の時、私は幼稚園が大嫌いだった。

幼稚園に何か嫌いな原因があった訳ではなく、ただ家が好きで、家に帰りたかっただけだと思う。

だからよく幼稚園を脱走した。

泣きながら走って帰ってきたその姿が頭の中に描ける。

幼稚園はカトリックで、毎年クリスマスの時期には大お遊戯会が行われる。

年少、年中、年長と出し物があり、登園拒否ぎみの私なのに、なぜかいつも主役をいただいた。

マリアさまを演じる5歳の私

マリアさまを演じる5歳の私

年中ではマリアさま、そして年長では赤ずきんちゃん。

 

この幼稚園、園長先生が毎年この最後を飾る年長さんの演目にとても力を入れていた。

その時の衣装も、わざわざ母国ポーランドから取り寄せたらしい。

ポーランドからお取り寄せの赤ずきんちゃんの衣装

ポーランドから取り寄せた赤ずきんちゃんの衣装

練習だって半端ない。

夜な夜な連れていかれて練習した。

いったい私は、どんな赤ずきんだったんだろう。

一緒に写っているのは、助けてくれた狩人さんだが、私はどうやって狼さんと話をしたんだろう。

どうやって食べられちゃったんだろう。

今でもあれば最も見てみたい過去の映像だ。

赤ずきんちゃんフィナーレ

赤ずきんちゃんフィナーレ

 

かしなことに、私は小学校2年の時も赤ずきんちゃんを演じた。

小学校の赤ずきんちゃんは、幼稚園の時よりも稚拙な演出で、おまけに衣装も自前の服に赤ずきんをかぶるだけ、という簡素なものだった。

多分当時の小学校の発表会なんてその程度。幼稚園のお遊戯会があまりにも派手でレベルの高いものだったんだと思う。

小学校2年の赤ずきんちゃんと隣の狼さん

小学校2年の赤ずきんちゃんと隣の狼さん

 

私は、小学校の時、私を食べちゃった狼役の男の子にちょっとだけ興味があった。

狼さんは嘘つきでも、悪者でもなく・・・

 

その後、私が初めてデートする男の子になる。

赤ずきんちゃん気をつけて・・・。

 


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