視察最終日の朝は、100年の歴史を持つセントラルマーケットへ。
あの、LALALANDの撮影場所としても使われたスタンドがあった。
まだオープン前で、残念ながらそこではオーダーできなかったけど、もちろん
はい、ここで記念の1枚。

ラ・ラ・ランドの撮影場所

映画はこの場面
ラーメンとか弁当と書かれた日本びいきな感じの店もあったが、世界のB級グルメ満載で、地元公設市場の雰囲気が漂っていた。

弁当は日本の食?

他にもいろいろなお店、ここカラフルなお菓子屋さん
その後、毎週日曜だけ開催される、アメリカ最大の野外フードマーケットSmorgasburg Los Angeles(スモーガスバーグ・ロサンゼルス)へ。

スモーガスバーグ入り口

ビーガン料理

美味しそうなパン
広い野外には、サスティナブル志向食の屋台やフードトラックが所せましと並び、和洋折衷何でもあり、我が家の自慢料理のお披露目といった感じで家庭的だった。ここから生まれたビジネスもあるそうだ。
その後ハリウッドにほど近いシルバーレイク地区へ。
ダウンタウンの再開発地区。
まずはAlchemy Works(アルケミー・ワークス)というライフスタイルショップ。

入るといきなり車、これも売り物

壁面はギャラリー

学生が起業したというメガネブランド「WARBY PARKER」
フェアトレード、サスティナブル素材の商品群は地元デザイナーの作品もあって、スタイリッシュ。壁には絵画もありギャラリーにもなっている。人気のセレクトショップのようだ。
日本にもフェアトレードのショップはあるが、なかなかここまでオシャレに演出できないのはなぜだろう。多分商品だけが並び「モノ」から「事」つまり「ライフスタイル」の提案までできていないのだと思う。
続いてマティボーというカフェ。

一杯のコーヒーが一匹のワンちゃんを救う
一杯のコーヒーが一匹の犬を救う、というコピーのように、NPO、NGOと連携して営む。サンフランシスコもロスアンゼルスも犬連れの方がとても多く、犬と共に入れるお店も多い。犬に優しいお店も多く、水やドッグフードが店先にも置いてあるのを見た。そして犬の躾もよくされているのには驚く、街中で犬のフンには出会ってない。

通りのちょっとした風景も絵になる
通りを行くと地元密着のアンティークショップなどもあり見学。
再開発地区はアーティスティックな雰囲気を作り出していた。
ハリウッド近くということもあって女優さんたちにも人気のお店も点在。
視察外ではあったが、ここは女性だけで一件のぞかせてもらった。

CLARE.V
CLARE V. (クレア ヴィヴィエ)というお店で、日本でもセレクトショップなどで手に入るが、せっかくなのでお土産にクラッチバッグをゲット。ここはクラッチバッグで有名になったお店らしい。
どれも軽くて使いやすそうだった。視察中もオシャレ意欲は失わない。
今回の視察中、買物をすると入れてくれるのは紙袋。マーケットもセレクトショップもみんなクラフト紙の紙袋。仕事柄気になって集めて持ち帰ったが、木のマークのFSC認証やカエルのマークのレインフォレスト・アライアンス認証の付いた紙袋たち。これには感心した。

どのお店もクラフトの紙袋
そして最終日のマーケット視察はホールフーズとホールフーズの発展版、ホールフーズ365。

ホールフーズ
「自然食を通じて健康な人々と健全な地球」をモットーにしている。
その食材の多さと陳列の美しさには、消費者に選ぶ楽しさを教えてくれる。
広い店内は何時間でもいられそうな商品陳列とワクワク感。

店内の様子

石鹸も楽しい陳列

果物や野菜、その配色も美しく

お花もいっぱい
周りには高級マンションや長期滞在型のコテージがあり、ショッピングモールも充実していて、住む人のライフスタイルを提供しているようだ。
ここにいたら自分は賢くて、洗練されたオシャレな人になった気がする。
ちょっとの間なら住みたい。
ここで視察最終日のまとめとしても、メンバーでミーティング。
今回の視察を通して、これから自分達が何をしたいかを話した。
描く未来は明るく楽しい。
やりたいことは、持続可能か、、、いつも思うことだが、
持続可能な「社会」は持続可能な「会社」からなのだ。
健全な経営が望まれる…けど安閑としていては取り残される。
常にアンテナを高くして、自ら行動しなくてはと思う。
視察を通して日本はまだまだ、地球に貢献していないと思った。
もっとグローバル(地球規模)な視点をもつ必要がある。
オーガニックなんて昔は当たり前だったのに、今またそれを尊重し価値が高まる。
でもそれは体にも地球にも良いから。
モノの値段も不明瞭になった。その最たるものが衣料品。
よってここにきて苦戦を強いられる業界。
適正価格はどこの業界も明らかにしたい。正直でありたい。
そして、それを消費者に理解してもらう努力をすること。
その見せ方や表し方がじつに上手い!と視察中、ずっと感じていた。
すでにかなりいい線で我社は動いていると思う。
ただその見せ方や伝え方にはもっと工夫が必要だ。
どうしていいモノなのか?どうしていいコトなのか?
情報伝達媒体をつくる会社としてこれから求められることだ。
視察最終日はしっかりアメリカらしいステーキをいただいて、しずかなコテージで宿泊。

3日目のお宿は長期滞在もできそうなコテージで
この後、視察番外編に続きます。