サンフランシスコ2日目の朝食は、ザ・ミルというベーカリーカフェの朝食で始まった。

地元の人にまみれてモーニング
ここは、創業者がたまたまもらった発酵種から小麦を作り、それを店内で挽くところを見せてパンを提供する。そして地元密着のフォーバレルコーヒー店主と組んだ共同経営。高級住宅街の中にあって、パンとコーヒーがけっこう高額にもかかわらず、美味しさと、出所の分かる原材料という正しさから地元ファンや観光客で朝から行列だった。
この手のコーヒーはサードウェーブコーヒーと言われ、第一次のインスタントコーヒーブーム、第二次のスターバックスのような大量生産大量消費、そして第三次の地産地消的コーヒーづくり。何がいいとか悪いとか言い難いが、地元で丁寧に、安心安全に作られた、といったものに価値が見いだされていると思う。そして何よりもこのスペースがおしゃれだった。

レジ前には取りやすいようにパンが並ぶ

ザ・ミルのオシャレなカウンターレイアウト

こんな感じでパンが登場

お花も飾ってイキイキと

なぜかレコードやプレーヤーとともに並ぶパンたち

粉を引く様子も見られる

店の雰囲気に合わせたメニュー
そして次に向かったのは「Bi-Rite」 Market(バイライトマーケット)
ハイエンドグロッサリーと言われ(「グロッサリー」って日本語ではあまり使わないけど、食材全般に扱うところ)視察の中では私は一番好きなマーケットだった。
店舗面積は決して広くないが、所狭しと食材が並ぶ。食品セレクトにかなりのこだわりがあって、地元の生産者からの高品質な食材が提供されている。地元民じゃない私でもアレコレ手に取ってみたくなる店のレイアウト。この盛り盛りで美しい商品の並べ方はどこかで真似したい。もともと大きいスーパーマーケットがあまり好きじゃない私をワクワクさせた所だった。店内のキッチンで作っている惣菜もすごく美味しそうだった。

Bi-RITEの入り口には花

盛っている器や盛り方が芸術的

赤と緑の配色

総菜も美味しそう

可愛かったのでパチリ
ザ・ミルのカフェにしてもこのBi-Rite にしても、「見せ方」のセンスの良さには感動した。
そして午後には、一路ロスアンゼルスへ。
アメリカ国内航空会社もこの視察では意味ある選択がされていた。
今回はサウスウェスト航空。
1973年以来、ずっと黒字の強い会社。
その理由は、顧客第二主義、従業員満足第一主義に基づき、時間通りに運行すること、という確固たるミッションを持つ。
そしてバリュー(共通価値観)として「positive outrageous service=自らの型破りなサービス」がある。ミッションを達成するために各々に考えるサービスがある。
そういえば、、、あのリッツカールトンもそんなバリューを持っていた。

サウスウェスト航空内の表示
私自身としては、チェックインも荷物のタグ付けも自分でして、カウンターのお姉さんたちはちょっと上から目線でラフな感じでおしゃべりしているのには違和感があったけど、同行の一人が身体検査をスルーして通り、本日のラッキーガールになっていたのは、
positive outrageous serviceのひとつだったのだろうか(苦笑)

サウスウェストの飛行機内で配られるナプキンにはいろいろな理念がプリントされいる
そのサウスウェスト航空で1時間ちょっと、機内の面白適当サービス? CAのおじさんが希望の飲み物を聞いていくのだが、一人一人メモもしないで「水、ジュース、コーヒーetc.etc」と聞いていき、持ってきた飲み物が多分間違ってなかったのもpositive outrageous service ? 。面白がっているうちに次の目的地ロスアンゼルスへ到着。
ここでもウーバー大活躍。

ウェスティン・ボナベンチャー
この日のお宿は中心部ダウンタウンのウェスティン・ボナベンチャー。多くの映画の舞台となったホテル。けっこう古いホテルではあるがとてもしっかりとした造り。
オシャレで美味しい夕食を堪能してホテルの回転バー(あの中日ビルみたいに回るレストラン)でワイン。

ホテルの回転バーで
2日目終了。