昭和生まれ令和を生きる  第4話 別れは突然に・・・ 

自分の歴史
美しい赤色のロードスターとともに

耳の調子が悪くなった・・・飛行機の離着陸の気圧の変化に耐えられなかったから。

間違っても年齢のせいとは言いたくないが、目や耳や歯とか、見えないところでの老化は否めず、この耳患いが長引いている。

そんなこともあって、私の愛車ロードスターのエンジン音さえ煩わしくなった。

 

マツダがロードスターのコンセプトを新たにして作った、今のロードスターは最大限に軽量化するため余分な装備は付けず、走りだけを楽しむ車としてエンジン音もけっこう騒々しい。

車好きにはたまらない車らしいが、私はもともとこの車のデザインやスタイリッシュなところに魅かれて購入したのだ。早10年以上も前。その間私は、5台のロードスターを乗り継いだ。思えば車検を受けたことがないまま、買い替えというスパンでロードスターからロードスターへと乗り換えてきた。

 

しかし、この度の耳煩いがきっかけで、車を替えたいと思ったのだ。今まで何の迷いもなく、ロードスターを乗り継いできた自分なのに、ある日突然、替えたいと思った。

 

自分の性格として、一端「もういいわ」と思ったものに対して二度と振り返らない性格。

過去にそうやって、可哀そうなことをした男性も何人かいたような…。

車への愛着は、どこか人への愛着にも似ている。

そんなことを思い出して話していたら、隣の家人がやけにまめまめしく動き出した。

 

 

ロードスター・・・自分が本当に欲しくて買った車だった。

欲しかったのは、モスグリーンの車体にベージュの幌。まだ当時はオープンカーの屋根を手動で開けていた時代だ。

ただ、最初は飽きるかもしれない、ということで中古車からスタート。

思った通りの楽しい車だった。「人馬一体」というコンセプトは当初からあって、ハンドルを回す、アクセルを踏むという行為と車体の動きがピッタリと合って、単純な動きはさながらゴーカートのようだった。オシャレで楽しい最高の車だった。

たまたま担当してくれたディーラーの営業マンが熱心な方で、次のロードスターも中古の中から最高のものを探してきてくれた。

2台目(二代目)は濃紺の七宝のような車。内装まで濃紺で仕上げられたラグジュアリーなロードスターだった。私は中古を乗り継ぐことが気楽で快適だったので、3代目はさらにグレードアップしたこげ茶色のロードスターになっていた。

 

ところが4年前、すっかりフルモデルチェンジしたロードスターが登場。替えるタイミングでついに新車のロードスターに乗った。マツダレッドと言われる、深く美しい赤だった。色は迷ったが、ちょうど還暦ということもあり、その赤が守ってくれるということで赤にした。

美しい赤色のロードスターとともに

美しい赤色のロードスターとともに

「よく似合う」と言われたけれども、「赤い車」は私以上に目立つので、ちょっと色負けする自分もいた、のは確か…。

夜の赤色はルビーのよう

夜の赤色はルビーのよう

夜の赤い愛車

夜の赤い愛車

 

ここ十数年にわたり、私の足になってくれたロードスターに心より感謝。無事故で過ごせたのもあなたのおかげ。

 

 

車の中で泣いた日もあれば、笑いが止まらない日もあった。

オープンカーにした時は、桜並木の下の往復を何度も付き合ってくれた。

秋になれば舞い込んだ紅葉も積んでくれた。

夏の夜には、信号待ちで止まった時に、たまたま隣に止まったこれまたオーブンカーのおじさまから「気持ちいいですよね~」なんて声をかけられたこともあった。

 

たくさんの素敵な思い出をありがとう。

 

ロードスターをこの度卒業します。

そしてオープンカーも致し方なく卒業します。

オープンにした走る姿には惚れ直します

オープンにした走る姿には惚れ直します

 

でも免許を返上するわけではなく、もう少し車を楽しみたいと思います。

さて次にやってくる私の相棒は・・・

 

また、ご紹介させていただきますね。

スタイリッシュです。

 


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