昭和生まれ令和を生きる  第3話  セミナー講師をやってみた

HIME企画
セミナーの様子

印刷機材や商材メーカーの展示会がこのところあちこちで開催されている。

そんな展示会で先日私をセミナー講師としてお招きいただいた。

人前で話すことは慣れていない訳ではないが、やはり「初めまして」の方の前では緊張もする。

でも同業者ということで、外的状況は同じ立ち位置の皆さんだから、たぶん分かってもらえるだろうなという気持ちもあった。

お願いされた時「どんなお題でも弊社がやっていることであればお話しますよ」と受けた。

そこでいただいたお題が

「経営理念とブランディング戦略 ~マルワの取組を通して~」だった。

そもそもこの展示会のテーマが「10年後も存続できる企業であるために」。

SDGsが2030年までの達成目標。

我が業界はその2030年まで存続できるかどうかも危ぶまれる業界なんだな…と危機感をあおる。

持続可能な企業を約束できるかどうか分からないけど、とりあえずお題にそって話すことを考えた。

セミナーの様子

セミナーの様子

備忘録のために残しておく。

マルワさんの経営理念は「人が集い社会に発信する会社」今の2代目社長が、就任から8年目の2007年に改定したものだ。

今となっては、「発信」は私たちの仕事「情報発信」の一部であるし、「発信」は時代の潮流。先を見越した経営理念だったと思う。

 

よく社内でもブレストをするが、社会の脅威はペーパーレス、価格破壊、人口減少。

社内の弱みはオリジナル商品がない、民間企業は売上の半分、行政相手では伸び悩む。問題は多い。

でも強みは、というと第三者認証の数々、少数精鋭で小回りもきく、何よりも「いい人」が多い。ただ「いい人」が仕事ができるとかトップセールスか…というわけではないが。

で、どうするか。

あのドラッガーも言っている、「機会に集中せよ」と。要は弱点も見逃せないが、強みに集中していくことによって、組織はイキイキと動きも満足感も得られるという。

世の中のお墨付きをたくさん持っていて、いい人がいる会社だ。

ならばそれを見せてしまおう!

と始まったのが「会社見学」

会社見学(笑ルーム)

会社見学(笑ルーム)

イキイキと説明する印刷オペレーター

イキイキと説明する印刷オペレーター

会社見学のメリットは、まずお客さまが作業工程を知ることによって、工程時間が分かるので注文後無理を言わなくなる。そして絶対的な信頼を得られることで新たな受注につながるケースもある。そして何よりも「いい人」の社員がただのいい人で終わらなくなる。自分の得意な分野で、分かりやすく説明することをその都度考えるようになる。モチベーションが上がる。

 

そして、その会社見学を外でも行う。メッセナゴヤがそれ。

ココではランダムなお客さまがみえるので、必ずしも仕事につながるわけではないが、日ごろお会いできないような大企業の方とお会いするチャンスもある。

「こんな会社探していました」とそこから長いお付き合いになっているお客さまもある。

昨年のメッセナゴヤ

昨年のメッセナゴヤ

そして、これらのイベントは何らかの形で伝えないと「存在しないのと一緒」もちろんチラシという紙媒体も使うがやはり今はSNS。

社長のブログを始め、社員交代のフェイスブックにブログ。これはかなりの反響がある。

週番によるフェイスブック投稿

週番によるフェイスブック投稿

注目の社員ブログ

注目の社員ブログ

そして印刷屋ならではの広報誌「ぷりんトーク」は

年4回の発行だが、20年以上続いてきた。

印刷会社って「紺屋の白袴」みたいなところが多く、お客さまの会社案内や広報誌を作っているのに、自分の会社のものをちゃんと作っている会社は意外と少ない。

よってこの業界では地味に続く発信源だ。

20年以上続く広報誌ぷりんトーク

20年以上続く広報誌ぷりんトーク

こうしてみると、「発信」はいろいろなカタチでされてきた。

マルワの経営理念は見事にカタチになっていた。

 

どこの会社の経営理念も「誠意」「和」「貢献」「感動」「夢」「未来」といった美しい日本語が入っている。ところがこれらの言葉は「目に見えない大切なもの」だ。

 

このセミナーを通して私が出したまとめの結論は、

「経営理念とは、目に見えないものをカタチにしていくこと。

そしてそのカタチになったものが強みとなりブランドになる。」と締めた。

 

自分なり腑に落ちたが、果たして聴いていただいた皆さんには、何か気づいていただけただろうか・・・。

セミナー後、「いつの間にか話に吸い込まれました」とか、一番面白い感想は、司会の方が

「今までにこんなに楽しそうにお話をされる講師はみたことがありません。元気いただきました」

と言っていただけた。過分な感想だ。

私は今までこの業界のレベルアップをずっと考えてきた。

「モノ」だけ作っていてはいけないよって。

だから、こういうカタチで何かしら貢献できて元気になってもらえたら、本当に嬉しい。

 

セミナーを終えて、話し飛ばしたことがいっぱいあったなーと反省することもあったが、ライブは面白いとも思った。顔が見えて反応を感じる。

ライブをするアーティストや舞台の上の芸能人の快感や半端ない緊張感を少し分かった気がした。

さて、マルワさん、

10年後も選ばれる企業となっているでしょうか・・・

 

 


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