還暦を越えて 初めの一歩 第10話「中国視察 その1」


3月7日から9日まで、名古屋商工会議所主催の「中国北京・天津 環境ビジネス視察会」に参加させていただいた。

3年ほど前に会議所が、環境分野における女性活躍推進ワーキンググループ(通称エコ女)として立ち上げ活動してきた。私はエコ女の主要メンバーではなかったが、途中冊子に掲載していただいたり、パネルディスカッションに参加させていただいた経緯から仲間入りさせていただいた。

2泊3日は視察、ディスカッション、セミナー満載で観光は最終日の半日のみ。環境ビジネスという視点で中身の濃いかなりマニアックな視察旅行だった。心残りなのは中国の一般的な市民と触れ合う時間が少なかったこと、よって今から書く内容はあくまでも「私が3日間で見た中国私感」ということを前置きしておく。

SDGsバッジをつけて・・・

SDGsバッジをつけて・・・

 

北京は緯度的に日本の東北くらいなので、今はけっこう寒い。ドレスコードは表敬訪問なのでスーツだったが、ダウンコートを持っていって正解。空気は乾燥していて、気になる大気汚染PM2.5は、前日に大風が吹いて一掃され着いた当日は青空だった。現地でマスクをしている人もあまり見かけなかったので、結局私は滞在中工場見学でマスクをいただいた時以外はマスクせずに過ごした。たまたま全人代開催中だから、とかいう理由ではなく、その日の天候とか大気の状況に左右されマスクの必要な日もあるらしい。

空から見た北京近郊

空から見た北京近郊

 

さて、着いてすぐの視察は、中国家電量販店「蘇寧易購(スーニンイーゴウ)」。

家電量販店の入り口

家電量販店の入り口

日本の家電量販店とそんなに雰囲気は変わらないが、お客さまはほとんどいない。というのもECサイトショッピングがメインで、実店舗では確認程度。

日本のリンナイさんやノウリツさんといったメーカーさんもあったが、やたらハイテクなものも目についた。

リンナイさん

リンナイさん

環境という視点では、家電に付けられた環境マークや電子製品回収プラットホーム「愛回収」による携帯電話のセルフ回収機があった。このセルフ回収機、携帯電話を投入すると再評価価格が提示されて残金がユーザーに戻る仕組み。増え続ける携帯電話の適切な回収は中国のリサイクル新事業。

携帯電話回収機

携帯電話回収機

 

そして次に行ったのがスーパー・レストラン複合商業施設、アリババの「盒馬鮮生(フーマフレッシュ)」ここもやはりECサイトと実店舗を融合した小売店。

店内の様子

店内の様子

残念ながら店舗内の撮影禁止だったので写真はこれしかないが、倉庫は持たずこの店舗が倉庫だ。生鮮食料品もあるが30分圏内の配達なのでそれは可能。とはいえ、今や日本だってスーパーが手がけていること。忙しい主婦や高齢者、買物難民には欠かせないサービスだが、中国は日本以上のスマホ社会、若者が利用するのかも。

 

この2店舗の見学の後、今回の中国視察でずっと案内役をしてくださった北京真友堂の白(バイ)さんから、現在の中国における環境・循環経済のお話を2時間にわたりお話いただいた。

セミナー後の記念撮影視察メンバー右から2人目は白さん

セミナー後の記念撮影視察メンバー右から3人目の女性が白さん

 

50ページ以上にわたる資料をご用意いただいての説明だったが、

カンタンにまとめちゃうと、日本にも同じような時期はあったが、現在中国の発展の勢いは凄まじく、大量生産、大量消費、そして大量破棄。そして中国は人口の割に資源の少ない国。最近までは外国から廃プラや廃紙、廃鉄鋼を資源として利用してきた、が、ここにきて中国国内での廃棄物があふれてきたので、輸入規制をかけたようだ。

まずは国内の廃棄物を循環させないと追いつかないと気づき、政府がお金を出して処理していく方向。自社で出したものは自社で処理するという会社に政府は補助金を出すらしい。

 

その中で新環境ビジネスはというと、「回収」と「シェア」。回収は先に書いた携帯電話のセルフ回収機やペットボトルの回収機。日本と違うところはキックバックがある、お金もらえるから持っていくという感じ。シェアはシェア自動車、自転車、傘など、保証金を払っておいてQRコード読み取り。どちらにしてもスマホがあればできること。

シェア自転車

シェア自転車

こういった環境ビジネスは先行しているが、肝心の国民への教育はされていなくて、根本的にゴミの分別ができていないというのが大問題の大課題。

中国のインフラ等の発展に国民の気持ちや意識が追い付いていないのが現状というお話だった。

 

夜は中心街で北京ダックをいただく、なかなか豪華なお食事に感激、当然紹興酒もいただいた。

北京ダック

北京ダック

中国は食材が豊富で海のもの、山のものがそろい、冷たいお水ではなく程よい暖かさのお湯が出てくるのも医食同源だかららしい。ホテルは古くからあるビジネスホテルなのだが、広くて設備も整っていて快適。日本人がよく利用するホテルだった。

ホテルのお部屋

ホテルのお部屋

白さんが言っていた、中国の人口14億、あまりにも人が多いので、誰よりも抜きん出たいと思うのだそうだ。そして新しいこと、誰もやっていないことがやりたいんだと。

そういう人は日本にだっているけど、日本の人口は中国の十分の一。日本にそんな人が10人いたとしたら中国には100人はいるわけで・・・。

よってこの先、日本がどうしたらいいかは私だって分かるよ。

仲良くしておきゃなきゃ・・・。

北京の夜

北京の夜

なかなか寝付けない初めての地、中国の北京の夜はふけていく~・・・。


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